近畿の北に輪ができた
2014年夏、敦賀―小浜間の高速道路開通により、名古屋・北陸・京阪神と結ばれた「環状道路」が完成。
公共交通はもちろん車でも、北近畿がぐっと近くになりました。
そこは古代から都に海の幸、山の幸を供給してきた「和食」のふるさと。
「回廊」は琵琶湖、若狭湾、古代・丹後王国や山陰海岸ジオパークから丹波、淀川を経て近畿北部を一周し、数々の歴史の場所を結びます。
近江
若狭
若狭は古代から平安時代にかけ、朝廷に食料を寄進してきた「御食国(みけつくに)」の一つです。
お水おくりで知られ「海のある奈良」と呼ばれる小浜、鳥浜貝塚、熊川宿(写真上)や三方五湖レインボーラインも有名です。日本一寒い場所で育ったフグ(写真下)や「鯖街道」で知られる鯖がおすすめです。
丹後
伝説にあふれたエリアで、古代には幻の「丹後王国」が存在したと言われています。
主な見所に舞鶴赤レンガ倉庫群(写真上)、引揚記念館、丹後半島、天橋立、与謝野町立古墳公園ちりめん街道などがあり、間人蟹(たいざがに:写真下)のほか、舞鶴の海軍食などもおすすめです。