おでかけガイド 歴史街道おすすめモデルコース
万葉・徳川ゆかりの地・和歌の浦の絶景から心の癒しを求めて紀州路に名刹を訪ねる (1泊2日の旅、和歌山県・和歌山市、紀の川市、岩出市)
和歌山市街の南方、和歌川河口の干潟を中心に雑賀崎や熊野参詣道紀伊路・藤白坂まで広がる和歌の浦。万葉の歌人・山部赤人や柿本人麻呂をはじめ文人墨客に愛され詠われた景勝の地です。
1日目は、奠供山の麓に建つ玉津島神社、寛永4年(1851年)、紀州徳川家初代藩主・頼宜公の霊を祀るために造営された紀州東照宮、十代藩主徳川治宝の命によって和歌祭の御成道として建造されたアーチ形の橋・不老橋など紀州徳川家由来の建造物をめぐります。
2日目は、西国三十三所、二番札所の紀三井寺から、紀の川に沿って東へ。西国三十三所、三番札所の粉河寺、新義真言宗の総本山の根来寺を訪問、貴重な文化財の数々を見学します。
動画紹介
旅の星 Tabinohoshi 「悠久の絶景 和歌の浦」 Wakayama, Japan vol.66
ルート
- JR大阪駅車
- 養翠園・湊御殿・番所庭園車
- 和歌浦漁港 おっとっと広場車
- 紀州東照宮車
- 不老橋車
- 玉津島神社車
- 和歌浦車
- 紀三井寺車
- 青洲の里車
- 粉河寺車
- JAめっけもん市場車
- 根来寺(大門・鐘桜門・国宝大塔・光明殿(名勝庭園)車
- JR大阪駅
みどころ
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養翠園・湊御殿・番所庭園
番所庭園は、海洋眺望絶佳の景勝地です。雑賀崎から西に、鼻のように突き出て見えるのが番所の鼻で、藩政時代、紀州藩の海の防備見張り(黒船)番所があったところを整備し造られました
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和歌浦漁港 おっとっと広場
和歌浦湾で撮れる「わかしらす」「あさり」「アシアカエビ」など新鮮な魚介類や水産加工品を直販価格で販売する販売ブースがあります。
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紀州東照宮
朱塗の楼門をはじめ、拝殿、本殿などの7棟が国の重要文化財に指定されている江戸時代初期の代表的な神社。
元和7年(1621年)のこと。徳川家康の第10子・頼宣が父の家康を祀るために建立しました。ご祭神として、徳川家康公と徳川頼宣公が祀られています。 -
不老橋
不老橋は、片男波松原にあった東照宮御旅所の移築に際して紀州藩10代藩主であった徳川治宝(橋が架けられた当時は13代藩主徳川慶福の治世中)の命により、嘉永3年(1850年)に着工し、翌4年(1851年)に完成したアーチ型の石橋です。
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玉津島神社
古くから和歌の神様として多くの万葉人の信仰を集めてきた神社で、境内には山部赤人が人亀元年(724年)聖武天皇行幸の際に玉津島神社を詠んだ万葉歌碑のほか、鳥居のそばに小野小町が着物の袖をかけたと伝わる小野小町袖掛塀があります。
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和歌浦
和歌川の河口に広がる干潟を中心に、南は熊野古道の藤白坂から、西は紀伊水道に面する雑賀崎までの、和歌浦湾を取り巻く景勝の地です。
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紀三井寺
西国三十三所第2番札所。紀州徳川家歴代藩主が訪れ、繁栄を祈願した寺です。六角堂は、西国巡礼に等しい功徳があると伝えられ、多くの参拝客が訪れます。
拝観料 :400円
拝観時間:8:00~17:00 -
青洲の里
マンダラゲを主成分とした全身麻酔薬「通仙散」を開発し、文永元年(1804年)世界初の乳がん摘出手術に成功した医聖・華岡青洲の偉業を顕彰し、より詳しく学べる施設として、当時の住居兼診療所「春林軒」が復元されています。
定休日:火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始 -
粉河寺
西国三十三所観音霊場第三番札所。境内には国の重要文化財である大門、千手堂、中門、本堂をはじめ、国の名勝である粉河寺庭園、県の文化財である本堂、庫裡、護摩堂、塗上門など数多くの文化財が点在しています。
拝観料 :無料(本堂内陣拝観は400円)
拝観時間:8:00~17:00 -
根来寺(大門・鐘桜門・国宝大塔・光明殿(名勝庭園)
高野山で真言密教を修めた覚鑁(かくばん)上人によって開かれた新義真言宗の総本山で、開山以来、約900年の歴史と伝統をもつ寺院。和歌山県随一の桜の名所として名高く、春には多くの花見客で賑わいます。
拝観料 :500円
拝観時間:9:00~16:30(11月~3月:16:00)