おでかけガイド 歴史街道おすすめモデルコース

鯖街道をたどり「みほとけの里・若狭小浜」から「水辺の里・高島」を訪ねる (1泊2日の旅、滋賀県・高島市 福井県・若狭町、小浜市)

福井県小浜市から京都へ食材を運ぶ道は「鯖街道」と呼ばれ、古くは奈良・京都の皇室に食材を贈り届け、近代では京都の料理人に鯖や食材を運んでいました。
福井県小浜市は、古代から御食国(みけつくに)として塩や海産物を都に運び、都の食文化を支えてきました。また、大陸からつながる海の道と都へとつながる陸の道が結節する最大の拠点となっていました。
1日めは、小浜と若狭の歴史を資料館や歴史文化資源をたどります。2日目は、安曇川扇状地の伏流水を今も生活の中で活用している生水の郷を見学。琵琶湖の湖上に建つ鳥居で知られる白鬚神社を参拝します。

動画紹介

旅の星 Tabinohoshi 「小浜・若狭 歴史散策」 Obama, Wakasa, Japan vol.65

ルート

  1. JR京都駅
  2. 福井県立若狭歴史博物館
  3. 羽賀寺
  4. 若狭姫神社・若狭彦神社
  5. 神宮寺
  6. 鵜の瀬
  7. 熊川宿
  8. 生水の郷
  9. 高島ビレッジ
  10. 白髭神社
  11. JR京都駅

みどころ

  • 福井県立若狭歴史博物館

    若狭地方の仏像や祭り、芸能などの文化遺産と、それらを育んだ若狭歴史をわかりやすく紹介しています。
    料  金:常設展 310円
    開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
    定休日 :館指定日、年末年始

  • 羽賀寺

    行基が勅命を奉じて創建した寺院。かつてこの地に鳳凰が飛来して羽を落していった霊地と言われ、そこから「鳳聚山」と名付けられました。本尊の木造十一面観音菩薩立像は、女帝元正天皇の御影と言われています。
    拝観料 :400円
    拝観時間:9:00~16:00
    定休日:年中無休

  • 若狭姫神社・若狭彦神社

    社伝によると、奈良時代初期に創建されたといわれています。若狭一の宮は上社と下社の総称で、上社を「若狭彦神社」、下社を「若狭姫神社」と呼んでいます。

  • 神宮寺

    若狭一の宮の神願寺として成立、縁起によれば元正天皇の勅命により和銅7年(714年)に泰澄大師の弟子沙門滑元の創建したといわれています。
    毎年3月2日、奈良東大寺二月堂に香水を送る「お水送り」神事が行われます。若狭では、お水送りが終わると春が訪れるといわれています。
    拝観料 :500円
    拝観時間:9:00~16:00

  • 鵜の瀬

    毎年3月2日に奈良東大寺二月堂への「お水送り」の送水神事が行われる所で、名水百選(環境庁認定)に選ばれています。

  • 熊川宿

    若狭から京都を結ぶ重要な宿場で、特に天正17年(1589年)以来発展を続けました。奉行所・番所・お蔵屋敷の跡が残り、情緒あふれる街道沿いには、昔ながらの用水路が流れています。

  • 生水の郷

    地域の綺麗な湧き水を、地域住民は生水(しょうず)と呼び、昔から大切に利用してきました。集落の中を巡る水路やその水を生活用水に利用したシステムを"かばた"(川端)と呼んでいます。
    針江生水の郷委員会では、びわ湖周辺の豊かな自然や水辺の暮らし、または地域の人々に触れながら、現代の暮らしを見つめ直すきっかけを感じていただけるようにと、かばた見学ツアーを行っています。

  • 高島ビレッジ

    いにしえの風情ただよう旧城下町、高島市勝野地区には、陣屋の総門や武家屋敷が今なお残っています。その一角で油商を営んでいた築150年の旧商家を商工会の有志が手づくりで改修し「びれっじ」として再生されました。現在は1~8号館まで整備されています。

  • 白髭神社

    「白鬚さん」、「明神さん」の名で広く親しまれ、また近江の厳島)とも呼ばれる近江最古の大社です。祭神は猿田彦命で、延命長寿・長生きの神様として知られ、また、縁結び・子授け・開運招福・学業成就・交通安全・航海安全など、人の営みごと、業ごとすべての「導きの神」でもあります。