おでかけガイド 歴史街道おすすめモデルコース

金泉・銀泉の名湯・有馬で歴史探索(兵庫県・神戸市)

日本最古の名湯として知られる有馬。奈良時代には僧行基が温泉寺を建立。鎌倉時代には仁西が訪れ、さらに豊臣秀吉もこの地をたいそう気に入り、度々訪れました。有馬の歴史と文化をめぐります。

動画紹介

歴史街道~ロマンへの扉~ 有馬ひとめぐり

アクセス

◇電車で
大阪駅(梅田駅)より:JR神戸線 姫路方面行き快速・新快速電車→三宮駅下車→神戸市営地下鉄谷上行(約10分)→神戸電鉄三田方面行へ乗換(約15分)→有馬口駅下車→有馬温泉行乗車(約2分) 
阪神・阪急 姫路・新開地方面行き特急電車(約40分)→新開地駅下車→神戸電鉄三田方面行へに乗換(約30分)→有馬口駅下車→有馬温泉行乗車(約2分)(朝夕、新開地発有馬温泉行き直通電車有り)
◇車で
 大阪から 中国自動車道経由で45分・中国道西宮北ICから10分

ルート

  1. 三宮電車
  2. 有馬温泉徒歩
  3. 湯けむり広場徒歩
  4. 天神泉源徒歩
  5. 鼓ヶ滝公園徒歩
  6. 炭酸泉源徒歩
  7. 鳥地獄・虫地獄 徒歩
  8. 湯泉神社徒歩
  9. 温泉寺(御祖師庵)徒歩
  10. 太閤の湯殿館・有馬の工房 金の湯・銀の湯 徒歩
  11. 瑞宝寺公園

みどころ

  • 有馬

    奈良時代、行基がこの地に温泉寺を建立、以来都の貴族も入湯にきたといわれています。豊臣秀吉は温泉場を整備し、千利休を伴って茶会なども催しました。鉄さび色の金泉と無色透明の銀線、そして炭酸泉があり、万病に聞くといわれています。

  • 太閤橋・湯けむり広場

    太閤橋は、有馬温泉内で一番大きい橋。交差点を挟んで向かいには、滝を湯けむりに見立てた湯けむり広場があり、太閤秀吉の像は温泉街方面にある「ねね像」と向かい合っています。池の中のかっぱ像は、札幌市定山渓温泉から姉妹温泉提携を記念して贈られたものです。

  • 鳥地獄・虫地獄

    愛宕山への登り口近くにあるのが鳥地獄。近くの虫地獄とともに、かつては炭酸ガスが噴出し、ここに近づく鳥や虫が多く死んだため、この名がついたといわれています。
    今は小さな穴があいているだけで枯れ、名前だけが残っています。

  • 湯泉神社

    愛宕山の中腹に位置し、祭神は大巳貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)、熊野久須美命(くまのくすみのみこと)の3柱。有馬温泉発見の伝説に基づく神様を祀っている神社です。元は温泉寺の境内にありましたが、明治16年(1883年)に現在の地に移されました。

  • 温泉寺

    別名「薬師堂」と呼ばれる温泉寺は奈良時代、行基が開いたと伝えられています。鎌倉時代の仏師・運慶、湛慶の作と伝えられる重要文化財の婆娑羅大将像が本尊の薬師仏を守っています。

  • 念仏寺

    秀吉の正室・北政所の別邸跡といわれています。美しい庭で知られており、毎年6月には沙羅双樹の花と須磨一弦琴の鑑賞会が開かれています。

  • 太閤の湯殿館・有馬の工房

    金の湯・銀の湯
    有馬温泉「銀の湯」は無色透明な「銀泉」と呼ばれる炭酸泉・ラジウム泉の外湯で肌がつるつるになると女性に大人気です。また「金の湯」は有馬温泉発祥の地に赤湯と呼ばれる「金泉」を使った外湯です。

  • 鼓ヶ滝公園

    瑞宝寺公園と並ぶ有馬の名勝。滝を終点とした公園一帯は、四季おりおりの彩りがあります。滝つぼに落ちる水の音が岩に反響して鼓を打つ音に似ているところから「鼓ヶ滝」と名づけられたと伝えられていますが、残念ながら現在は普通の滝音です。

  • 瑞宝寺公園

    春の桜、秋の紅葉など四季折々に美し風景を楽しめます。豊臣秀吉ゆかりの「日暮らしの庭」「石の碁盤」でも知られ、紅葉の頃には「有馬の大茶会」が開催されます。