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大阪のシンボル「大阪城」散策(大阪府・大阪市)

豊臣秀吉が権力の象徴として築いた大阪城。周辺には、平城京よりもさらに古い都の遺稿・難波宮跡、大阪歴史博物館などが並び、大阪の歴史の深みを感じさせてくれるエリアです。

動画紹介

やさしい歴史街道 大阪編_前編 大阪城を楽しもう

アクセス

◇電車で
大阪(東梅田)から約5分
 地下鉄 谷町線「天満橋駅」3番出口、「谷町4丁目駅」1-B番出口 
 大阪(JR環状線大阪駅)から約9分
 JR 大阪環状線 「森ノ宮駅」、「大阪城公園駅」
◇車で
 神戸方面から 阪神高速道路:13号東大阪線 <法円坂>出口
 東大阪方面から 阪神高速道路:13号東大阪線 <森之宮>出口

ルート

  1. JR大阪城公園駅徒歩
  2. 青屋口徒歩
  3. 極楽橋徒歩
  4. 山里丸・刻印石広場徒歩
  5. 金蔵徒歩
  6. 天守閣徒歩
  7. 桜門枡形と巨石徒歩
  8. 桜門徒歩
  9. 豊国神社徒歩
  10. 蓮如六字名号碑徒歩
  11. 本願寺推定地徒歩
  12. 六番櫓徒歩
  13. 太鼓櫓跡徒歩
  14. 千貫櫓徒歩
  15. 大手枡形と多聞櫓徒歩
  16. 大手土橋と大手門

みどころ

  • 青屋口

    大坂城の裏口(搦め手口)の一つ。城の鬼門に当たり江戸時代は、門は常に閉められていました。名前の由来は大坂本願寺以来の寺内町の名前(青屋とは染物屋のこと)が引き継がれています。

  • 極楽橋

    極楽橋の名前は大坂本願寺を極楽浄土に見立てて、そこに至るための橋という意味でこの地を大坂本願寺の本山として以来、その名前は引き継がれています。

  • 山里丸・刻印石広場

    豊臣秀吉は城内に里山の静寂な風情を持った曲輪(くるわ)を設け、千利休等と共に茶会を楽しんだといわれており、現在は刻印石広場となっています。またこの場所は大坂夏の陣落城の時、淀殿、秀頼母子自刀の場所と言われ、石碑が建っています。

  • 金蔵

    徳川の大坂城として城内に現存する唯一の土蔵の宝物倉庫で幕府の御用金を保管する役割を果たしていました。寛永3年(1626年)三代将軍家光の時に築造され、その後、天保8年(1837年)に改修されて今日の姿になっています。国の重要文化財に指定されています。

  • 大阪城天守閣

    現在の天守閣は昭和6年(1931年)に約260年ぶりに再建されたもので、豊臣期から数えて3代目のものになります。再建は全額大阪市民の寄付でまかなわれ、今では大阪のシンボルとして大変親しまれています。平成9年(1997年)、平成の大改修が完了し、登録文化財に指定されました。2階では復元した戦国武将の兜を、陣羽織と共に試着し、写真撮影が出来ます。(一人300円)
    料  金:大人600円、中学生以下、大阪市内在住65歳以上の方(要身分証明書)、障害者手帳等ご持参の方は無料                                                                      開館時間:9:00~17:00
    (入城は閉館の30分前まで。桜シーズン、GW、夏季の期間は開館時間延長あり)
    定休日 :年末年始

  • 桜門

    本丸へ入る正面玄関で、天守閣の真南に位置します。桜門の名前の由来は秀吉時代に門の近くに見事な桜並木があったためで、この桜門はその名が引き継がれています。明治維新時に焼失しましたが、明治20年(1887年)に江戸時代と同じ高麗門形式で再建され、国の重要文化財に指定されています。

  • 豊国神社

    当初、豊国神社は秀吉の遺言で京都の東山の麓に創建されましたが、豊臣滅亡後、家康が社領を没収し、社殿の修理を厳禁したため、やがて社は衰退します。明治元年(1868年)、明治天皇の仰せにより京都に再建され、後に大阪中之島にも別社が建立されました。その後昭和36年(1961年)この別社は大阪城内に移されました。

  • 六番櫓

    「六番櫓」は、二の丸南面を守る為の隅櫓の一つ。大坂城再建時には南外堀に面し、一番から七番まで隅櫓がありました。四・五・七番は明治維新の戦火で、二・三番は昭和20年の空襲で焼失しました。残る一番と六番は国の重要文化財です。

  • 千貫櫓

    大手門を北西部から守る為の重要な櫓。大坂城築城初期に建てられた城内最古の建造物で国の重要文化財に指定されています。内部は鉄砲狭間や石落とし等、大阪城正面入口を守る為の様々な工夫がなされています。

  • 大手枡形と多聞櫓

    大手門を入った所、巨石を使った石垣と土塀で囲まれた場所が「大手枡形」で、大手口防衛が役目です。石垣上の細長い長屋形の櫓は「多聞櫓」といいますが、現存する多聞櫓の中では、最大規模で国の重要文化財です。

  • 大手土橋と大手門

    大手口は、大阪城に四つある出入口のうち表玄関にあたり、土橋で出来ているため「大手土橋」といいます。正面にあるのが大阪城正門の「大手門」です。江戸時代に高麗門形式で造られ、国の重要文化財に指定されています。

足をのばすなら…

  • 大阪歴史博物館

    古代から現代に至るまで、フロアごとに様々な時代の大阪の姿を紹介する体験型の博物館。館内では豊富な実物資料や映像が見られるほか、大阪城や難波宮跡を一望することもできます。また、発掘調査を疑似体験する「なにわ考古研究所」はお子様に人気です。
    料 金 :一般600円(特別展は別途)                                                                                                 開館時間:9:00~17:00(16時30分最終入館)
    定休日 :火曜(祝日の場合は翌日)・年末年始

  • 難波宮跡

    大化の改新によって飛鳥から遷都された、日本で初の条里を備えた前期難波宮と奈良時代に置かれた後期難波宮の宮殿の跡。中心部とされる約9万㎡の範囲は国指定の史跡。復元された大極殿基壇からは大阪城が眺望できます