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名水のまちをめぐる(京都府・京都市)
桂川、宇治川など主要な河川が流れ、古くから水運の拠点として、また、酒造業が発展した伏見のまちをめぐります。
動画紹介
旅の星 Tabinohoshi 「京都・伏見 名水めぐり」 Fushimi, Japan vol.49
アクセス
◇電車で 大阪から:京阪「淀屋橋駅」から京阪本線「中書島駅」下車
◇車で 名神高速京都南IC国道1号6km 約15分
ルート
- 京阪「伏見桃山駅」・近鉄「桃山御陵前駅」徒歩
- 御香宮徒歩
- 鳥羽伏見の戦い弾跡(魚三楼)徒歩
- 長建寺徒歩
- 月桂冠大倉記念館徒歩
- 寺田屋徒歩
- 角倉了以の記念碑徒歩
- 三栖閘門・三栖閘門資料館徒歩
- 京阪「中書島駅」
みどころ
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御香宮
「延喜式」にも記されている伏見の産土神。社殿脇の御香水は「日本百名水選」のひとつで、伏見の酒造りに使われる水と同じ水脈です。表門は文禄3年(1594年)豊臣秀吉が築いた伏見城の大手門の遺構です。境内には小堀遠州が愛した「おそらく椿」があり、三月頃が見頃となります。
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鳥羽伏見の戦い弾痕(魚三楼)
慶応4年(1868年)に勃発。幕府軍のたてこもる伏見奉行所周辺は激戦地となり焼け野原となりました。官軍陣地へ炊き出しの命をうけていた料亭の「魚三楼」は幸いにも焼け残りましたが、表格子には今も当時の弾痕が残っています。
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長建寺
深紅の土塀と唐様の竜宮造りの門が特徴的な寺院。「島の弁天さん」と呼ばれ親しまれてる寺の本尊は京都で唯一、平安中期の作と言われる八臂弁財天。夏の弁財天は大阪の天神祭のルーツといわれています
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月桂冠大倉記念館
伏見はお酒の町としても知られています。町の西側一帯には重厚な酒蔵が建ち並び独特の雰囲気を醸しだしています。寛永14年(1637年)に創業した老舗の酒造元・月桂冠の酒づくりの歴史が「大倉記念館」で紹介展示されています。
料 金 :一般600円 開館時間:9:30~16:30
定休日 :月曜、お盆、年末年始
交 通 :京阪本線・中書島駅/近鉄京都線・桃山御陵前駅 -
寺田屋
幕末、薩摩藩の定宿として多くの勤王の志士たちが利用した寺田屋。寺田屋騒動など動乱の舞台としても有名で、部屋には当時の刃傷が生々しく残されています。
料 金 :一般600円 開館時間:10:00~15:40
交 通:京阪本線・中書島駅/近鉄京都線・桃山御陵前 -
角倉了以の記念碑
伏見は大阪、奈良、京都を結ぶ港湾都市として賑わいました。江戸時代にはいり角倉了以が高瀬川を開削を実現し、三都市が水運で結ばれるようになると伏見は港町として発展しました。
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三栖閘門・三栖閘門資料館
伏見の町は、長く水害に悩まされてきました。そこで、大正から昭和にかけて外国人技師の指導のもと治水工事を行い、伏見新堤が築堤されました。三栖閘門は濠川と宇治川の舟運連絡を存続するために建築されました。現在、伏見みなと広場として整備されています。
交 通:京阪「中書島」駅下車伏見港公園を西へ
足をのばすなら…
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伏見港公園
淀川の船運の基地だった伏見は、江戸時代、大阪と京都を往来する三十石船や高瀬船で賑わったところです。現在は港公園として整備されています
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十石舟
伏見港は、江戸時代、旅人を乗せて大坂と伏見を結んだ三十石船が発着して賑わいました。その三十石船よりひとまわり小さい十石舟が伏見の町を流れる宇治川派流を春と秋に巡ります。豊かな緑と酒蔵のおりなす美しい風景を眺めながら舟の旅を楽しむことができます。※事前予約制
料 金:大人1,500円(中学生以上)・小人750円(小学生以下)
運航日:2024年3月16日(土)~12月8日(日)の期間(但し8月の運航は8月1日~8月12日のみ) 定休日:毎週月曜日(祝日を除く、ただし、4・5・10・11月は月曜日も運航)※8月は上記運航のみ