おでかけガイド 歴史街道おすすめモデルコース
大化改新ゆかりの地で歴史をたどる(奈良県・橿原市)
大和三山(畝傍山、耳成山、香久山)の中央に約1300年前にわが国初の首都であった藤原宮跡。古代、国会形成に関わる歴史資産が数多くのこされた地域をめぐります。
動画紹介
旅の星 Tabinohoshi 「橿原神宮と今井町」 Kashihara, Japan vol.61
アクセス
◇電車で
大阪から:近鉄「難波駅」-「大和八木駅」(近鉄大阪線特急 約35分)
関西国際空港から:JR「天王寺駅」へ(JR関西空港線・阪和線の特急「はるか」約30分)近鉄「あべの橋駅」-「橿原神宮前駅」(近鉄南大阪線 約35分)-「八木西口駅」(近鉄橿原線7分)
南海「難波駅」へ(南海電鉄特急「ラピート」 約30分) 近鉄「難波駅」-大和八木駅(近鉄大阪線特急 約35分)☆「大和八木駅」から徒歩約10分で「JR畝傍駅」
◇車で
関西国際空港⇒大和八木駅
(エヌシーバス株式会社・関西空港交通株式会社・南海バス株式会社 約1時間)
ルート
- JR畝傍駅徒歩
- おふさ観音徒歩
- 藤原宮跡(藤原京資料室)徒歩
- 香久山徒歩
- 稚桜神社徒歩
- 安倍寺跡徒歩
- 安倍文殊院徒歩
- 艸墓古墳徒歩
- 桜の井徒歩
- JR・近鉄桜井駅
みどころ
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おふさ観音
正式名は高野山真言宗別格本山観音寺。通称名は、江戸時代に地元の娘「おふさ」さんが、この地で観音様を奉りはじめたのが後にお寺に発展したといわれています。。本尊は、空海作といわれる十一面観音。長寿と老人病封じを願う参拝者でにぎわいます。
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藤原京跡
飛鳥京の西北部、橿原市にあった日本史上最初で最大の都城。平安京(23k㎡)や平城京(24k㎡)をしのぎ、古代最大の都(25k㎡)でした。また、日本史上最初の条坊制(じょうぼうせい)により作られた本格的な中国風都城でもあります。天武5年(676年)から工事が始まり、飛鳥浄御原宮から持統8年(694年)に遷都しました。全ての完成は、遷都後10年後の景雲元年(704年)と言われています。橿原市高殿町に藤原宮の大極殿(だいごくでん)の土壇が残っており、周辺は史跡公園になっています。藤原宮跡の6割ほどが国の特別史跡に指定されていて、藤原宮及び藤原京の発掘調査が続けられています。
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稚桜神社
覆中天皇が宮の名前を磐余稚桜宮と名付け、長真胆連の姓を稚桜部臣と改めたのが由来といわれています。
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安倍寺跡
大化改新の時に左大臣として活躍した阿倍倉梯麻呂(くらはしまろ)が創建した寺院で、安倍文殊院の前身にあたる寺。
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安倍文殊院
本尊は、学問と知恵の仏さま・文殊菩薩で、日本三文殊のひとつです。受験生や頭の健康を祈る年配の方の参拝も多く見られます。645年、阿倍倉梯麻呂(くらはしまろ)が創建した安倍寺の後身とも言われています。文殊像は木彫極彩色の騎獅像(高さ七メートル・日本最大)で、快慶の作です。
拝観料 :境内自由、本堂拝観は700円(抹茶、菓子付き)
拝観時間 :9:00~17:00 -
艸墓古墳(くさはかこふん)
1辺約27.5メートルの方墳で、南東側に横穴式石室が開口しています。石室は石材1石を並列して構成されています。
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桜の井
覆中天皇が磐余池に行幸になり、「桜の井」の水を召し上げられ、これを賞美されたことから「桜井」の地名となったという伝承があります。
足をのばすなら…
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奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
奈良県下で発掘された埋蔵文化財を展示。縄文時代から時代別に模型や図解を交えた展示は日本でも屈指の内容を誇ります。
料 金 :一般400円(特別展は別途)
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日 :月曜・祝日(月曜が祝日の場合は翌日) 交通:近鉄橿原線「畝傍御陵前駅」から徒歩5分 -
飛鳥藤原宮発掘調査部資料室
飛鳥、藤原地域の宮、寺院、古墳などの遺跡の発掘、調査、研究をおこなう研究機関で、一部に展示室が設けられています。展示室には発掘資料のほか、復元模型やコンピューターグラフィックマルチビジョンなどの映像展示もおこなわれています。
料 金 :無料
開館時間:9:00~16:30
定休日 :土・日・祝日 交 通 :藤原京大極殿から徒歩約15分 -
橿原神宮
畝傍山の南東麓に約50万平方メートルの広大な敷地をもつ神宮の祭神は神武天皇。国の重要文化財に指定されている本殿、御饌殿は京都御所の一部を移築して建てられたものです。
交通:近鉄橿原線「橿原神宮前駅」から徒歩約10分