おでかけガイド 歴史街道おすすめモデルコース
はじまりのまち伊勢(三重県・伊勢市)
市域の3分の1を占める伊勢神宮の門前町・伊勢。古くからの伝統が今も生き続けている町です。
伊勢街道の終点、伊勢神宮は古くからの信仰の場であり、庶民のあこがれの場です。同時に伊勢には行楽の場としての顔もあり、それは今も街のあちらこちらで感じることができます。
動画紹介
伊勢神宮、古式の参拝ルートをたどる!
夫婦岩で有名な 二見興玉神社から。境内にはなぜかカエルがいっぱい!謎の柄杓に導かれお伊勢参りの旅は続く。外宮にある式年遷宮記念せんぐう館では伊勢神宮の歴史や背景を学ぶ。旅人2人は何を思い、何を感じたのか。いよいよ伊勢神宮にお参りします。
アクセス
◇電車で
大阪から
:近鉄難波駅から約1時間45分:近鉄難波駅から近鉄特急「伊勢市駅」「宇治山田駅」
東京から
:新幹線で名古屋へ
名古屋から:近鉄名古屋から約1時間22分(近鉄特急)「伊勢市駅」「宇治山田駅」
JR名古屋駅から約1時間30分(快速みえ)「伊勢市駅」
ルート
- 近鉄・JR伊勢市駅徒歩
- 伊勢神宮・外宮(せんぐう館)路線バス
- 神宮徴古館・農業館・美術館徒歩
- 伊勢神宮・別宮 倭姫宮路線バス
- 古市・麻吉旅館路線バス
- 伊勢神宮・別宮 月読宮路線バス
- 猿田彦神社路線バス
- 伊勢神宮・内宮徒歩
- おはらいまち・おかげ横丁路線バス
- 近鉄五十鈴川駅(または近鉄・JR伊勢市駅)
みどころ
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伊勢神宮・外宮(せんぐう館)
祭神は穀物をはじめ、衣食住を司る豊受大神。正殿をはじめ、神御衣、東宝殿、西宝殿などがあります。
参拝自由/交通:近鉄・JR伊勢市駅から徒歩約8分
問合せ:0596-24-1111(神宮司庁弘報課)
せんぐう館
伊勢神宮の式年遷宮の行事を紹介する博物館として建てられました。式年遷宮だけでなはなく、伊勢神宮で行われるおまつりの概要がわかりやすく紹介されています。
神様をお祀りする建物である正殿(せいでん)を原寸大に再現した模型、神様の調度の品々である御装束神宝(おんしょうぞくしんぽう)の製作工程資料などを展示しています。
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神宮徴古館・農業館・美術館
平成5年の第61回式年遷宮を記念して創設。遷宮に奉賛して献納された美術・伝統工芸などの作品を展示しています。
交通:三重交通バス「徴古館前」から徒歩約3分
入館時間:9:00~16:30(入館は16:00)
入館料金:一般500円、特別展700円/休館日:毎週木曜日(祝日の場合はその翌平日)、毎年12月29日~31日。他に臨時休館あり -
伊勢神宮・別宮 倭姫宮
倭姫命をお祀りする内宮の別宮。倭姫命は現在の場所に神宮を創建した神と云われており、その功績を称えて大正12年に創建されたと云われています。
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古市・麻吉旅館
内宮と外宮の中間にある古市は、江戸時代、伊勢参宮を果たした男たちが楽しんだところ。江戸の吉原、京都の島原、大坂の新町、長崎の丸山とともに、五大遊郭の一つに数えられた遊里は、多くの妓楼と芸者で夜毎にぎわいました。「東海道中膝栗毛」など多くの作品にその名前がでてきています。
江戸時代後半から徐々にその賑わいも失われていきましたが、急な坂道に建つ懸造りの木造宿「麻吉旅館」に当時の面影を見ることができます。 -
伊勢神宮・別宮 月読宮
内宮の別宮で天照大御神の弟神である月読尊を祀っています。水利農業の神として信仰を集めています。
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猿田彦神社
天孫降臨の際に道案内を務めた猿田彦大神とその御裔の大田命が祀られています。毎年5月5日に行われる御田祭は初夏の風物詩です。
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伊勢神宮・内宮
祭神は天照大御神。宇治橋-御手洗場-風日祈宮-神楽殿-忌火屋敷-正宮など、参拝には約1時間。20年に一度、正殿などすべての建物を新造し、装束、神宝などをつくりかえる「式年遷宮」の行事がおこなわれます。
参拝自由/交通:近鉄宇治山田駅から三重交通バス「内宮前」
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おはらいまち・おかげ横丁
江戸時代「おかげ参り」で賑わった内宮の門前町。土産物屋や味処などが軒を並べる一角には、伊勢路の町並みを復元した新しい名所・おかげ横丁があります。
足をのばすなら…
お伊勢参りの人たちは川を使って河崎に上陸しました。
伊勢神宮の正式な参拝は外宮を参って内宮へ。伊勢神宮を参拝したら、朝熊山へ。標高555mの山頂には展望台や神宮の鬼門を守る金剛證寺があります。
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河崎の町並み
お伊勢参りの人たちを運んできた勢田川左岸に、妻入造りの商家群が残る町並みが続きます。江戸時代の酒蔵を利用した「河崎まちなみ館」では、問屋町としての歴史・文化を紹介しています。
交通:三重交通バス「河崎町」から徒歩約5分
入館料金:河崎まちなみ館 一般100円 -
朝熊山金剛証寺
「お伊勢まいらば朝熊(あさま)をかけよ、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭で唄われるように、参宮を終えた人々は、朝熊山に参詣するのが一般的でした。神宮の鬼門を守る金剛証寺は、825年弘法大師が真言宗の道場を開き、その後、応永年間に仏地禅師が禅寺として再興しました。本尊は日本三大虚空蔵菩薩のひとつで、伊勢神宮の式年遷宮の翌年にご開帳されます。