日本文化体感プログラム ルート紹介

現地コース例

桜

本プログラムは、日本人の精神性、日本らしさ、美意識の背景である歴史・文化について、様々なキーワードを使い分かりやすく解説するプレゼンテーション(座学)と、実際に現地に赴き、本物の歴史文化に触れ、体感していただくことで、日本文化、日本人の精神性(こころ)の理解につなぐことを狙いとしています。現地体験については、大陸の文化を受け入れ、日本独自の文化を醸成してきた特徴を体感できるコースがあります。基本のコースだけでなく、目的、ご要望にあわせてオリジナルでコースを企画、提案させていただきます。

日本文化が醸成された平安時代の面影が残る宇治をめぐる

6世紀から8世紀、日本は大陸から様々な文化を積極的に取り入れ、今も奈良には大陸文化の影響を色濃く残した文化財が数多く残されています。その後、大陸から学んださまざまなものを日本独自の文化として醸成していきますが、その日本らしい文化を見ることができるのが「宇治」です。宇治では、世界文化遺産に登録されている平等院(宇治上神社)を訪問。本格的な茶室で日本人のおもてなしの心を体感できる茶道を体験します。1日コースでは、農業や商売の神様をまつる伏見稲荷大社を見学し、寺院と神社の違いとあわせ、神道と仏教が融合した日本独特の文化の一端を体感していただきます。

宇治

主な訪問先

伏見稲荷
  • 平等院・鳳翔館 見学
  • 宇治市市営茶室・対鳳庵
    (茶道体験)
  • 伏見稲荷大社(見学)

大陸からの影響を強く受けた奈良をめぐる 1

6世紀から8世紀、日本は大陸から様々な文化を積極的に取り入れ、今も奈良には大陸文化の影響を色濃く残した文化財が数多く残されています。日本は独自の文化を醸成していきます。奈良では、大切に文化財が人の手から手に伝えられ、今に残され、そこからは大陸文化の影響を感じることができます。奈良では、世界文化遺産に登録されている春日大社を訪問。春日大社社殿の屋根は「桧皮葺」という日本の伝統的な建築方法を見ていただきます。桧皮葺は、桧の樹皮を特殊な方法で剥いで使用します。樹皮はまた再生し、次の屋根の吹き替えに利用することができます。自然の材料を再生させながら使う「リユース」の考えが根付いています。東大寺大仏殿は世界最大の木造建築物。大仏(盧舎那仏)は、大陸から学んだ銅の溶着技術を使った世界最大の銅像です。学び、活用し、新たな技術をつくりだす「Japanization」の好例です。また、代表的な寺院と神社を訪問し、建築様式の違いや日本独特の神仏習合の考え方にふれていただきます。

春日大社

主な訪問先

東大寺
  • 春日大社(見学)
  • 春日大社∼若草山∼二月堂∼大仏殿
    移動(徒歩)
  • 東大寺 大仏殿(見学)

大陸からの影響を強く受けた奈良をめぐる 2

8世紀、日本は大陸から様々な文化を積極的に取り入れ、今も奈良には大陸文化の影響を色濃く残した文化財が数多く残されています。日本は独自の文化を醸成していきます。奈良では、大切に文化財が人の手から手に伝えられ、今に残され、そこからは大陸文化の影響を感じることができます。奈良では、世界文化遺産に登録されている法隆寺を訪問。シルクロードを通り、遠くギリシャから中国、朝鮮にいたるまで様々な文化の融合を見ることができます。世界最古の木造建築物であり、現在にも活かされている日本の伝統的な建築技術を見学。東大寺大仏殿は世界最大の木造建築物。大仏(盧舎那仏)は、大陸から学んだ銅の溶着技術を使った世界最大の銅像です。学び、活用し、新たな技術をつくりだす「Japanization」の好例です。古代から奈良時代へ、300年の歴史の流れを2つの寺院で体感していただきます。

法隆寺

主な訪問先

東大寺
  • 法隆寺(見学)
  • 東大寺 大仏殿(見学)

19世紀、世界からの文化の入口となった神戸をめぐる 1

古代から日本は外国から様々な文化を積極的に取り入れてきました。江戸時代の鎖国で列強諸外国から産業、軍事、教育などいろいろな分野で遅れた日本は、アメリカやヨーロッパ諸国へ渡り、また招聘して積極的に学んでいきます。そして、日本の伝統をまもりつつ、新たな文化を形成していきました。また、歴史的に自然災害を繰り返し経験してきた日本は、その都度、災害から防災、免災の知恵を生み出し、文化力を基盤に復興しています。神戸では、明治、諸外国からの影響を強く受けた町並みを見学。さまざまな文化(宗教)がミックスした日本人特有の「和」の精神と、阪神淡路大震災から、もとの町並みを復興させたところから、文化を大切にするこころを体感していただきます。

神戸

主な訪問先

北野工房
  • 人と防災未来センター(見学)
  • 北野工房(体験)
  • 北野異人館街(徒歩散策)

江戸時代商人たちが活躍し独自の文化が育まれた大阪をめぐる

古代から日本は外国から様々な文化を積極的に取り入れてきました。江戸時代の鎖国で列強諸外国から産業、軍事、教育などいろいろな分野で遅れた日本は、アメリカやヨーロッパ諸国へ渡り、また招聘して積極的に学んでいきます。そして、日本の伝統をまもりつつ、新たな文化を形成していきました。企業家ミュージアムでは、明治以降、関西を中心に諸外国に学び、独自の精神で企業していった日本人を中心に紹介。航空安全、武道などの神として信仰を集める住吉大社では、日本独自の神社建築を見学(季節、日によっては日本の伝統的な結婚式を見ることもできます)。日本人の「和」の精神のもととなった「和をもって貴しとなす」(前半の講義で説明)を定めた聖徳太子ゆかりの四天王寺では、日本庭園を鑑賞していただきます。

住吉大社

コースの流れ

四天王寺
  • 企業家ミュージアム(見学)
  • 住吉大社(見学)
  • 四天王寺・日本庭園(見学)

国宝・姫路城から神戸へ。伝統的な城郭建築と最先端技術を見る

古代から日本は外国から様々な文化を積極的に取り入れてきました。江戸時代の鎖国で列強諸外国から産業、軍事、教育などいろいろな分野で遅れた日本は、アメリカやヨーロッパ諸国へ渡り、また招聘して積極的に学んでいきます。そして、日本の伝統をまもりつつ、新たな文化を形成していきました。日本で初めて世界遺産に登録された姫路城を訪問。伝統的な城郭建築を見学していただきます。明石海峡大橋では、世界の先端技術を学び、そこから固有の自然環境に合わせた技術開発で建造した橋を見学していただきます。

姫路城

主な訪問先

明石海峡大橋
  • 姫路城(見学)
  • 明石海峡大橋・舞子海上プロムナード(見学)

日本独自の文化が育まれた京都をめぐる

6世紀から8世紀、日本は大陸から様々な文化を積極的に取り入れ、今も奈良には大陸文化の影響を色濃く残した文化財が数多く残されています。その後、大陸から学んださまざまなものを日本独自の文化として醸成していきますが、その日本らしい文化を体現したのが「京都」です。宇治茶の製造販売をする老舗・福寿園が日本のお茶文化を内外の人に広報する福寿園京都本店(茶道のデモストレーションを体験)で茶道を体験。京都の台所・錦市場や六角堂など、京都の町の雰囲気を楽しみながら徒歩で移動。最後に、世界文化遺産に登録されている清水寺(または、金閣寺)を訪問し、古都京都を体感していただきます。

福寿園

主な訪問先

錦市場
  • 福寿園京都本店(茶道体験)
  • 福寿園~錦市場~六角堂
    移動(徒歩)
  • 清水寺(又は金閣寺)(見学)

商いのまち・近江八幡をめぐる

6世紀から8世紀、日本は大陸から様々な文化を積極的に取り入れ、その後、京都に都が遷り、大陸から学んださまざまなものを日本独自の文化として醸成されました。16世紀、日本は鎖国の政策をとり、約300年間、独自の文化を醸成します。当時活躍した近江商人は、三方よしという日本独特の精神で全国にその拠点を展開していきました。近江商人発祥の地といわれる滋賀県近江八幡には、伝統的建造物群保存地区に指定されている町並みが残されており、「終の栖」のまちづくり(観光で訪れた方が、住んでみたいと思うようなまちづくり)がおこなわれています。ここでは、住民の手で守られてきた日本建築の家並が続く通りの美しさや、畳や障子の日本的家屋を見ることができます。その昔、豊臣秀次が築いた八幡堀は琵琶湖と繋がり舟が行き来しました。今は、桜や花菖蒲が植えられ、四季折々の風景がひろがります。和船に乗って水郷を巡り、白壁の土蔵が建ち並ぶ八幡堀の心安らぐ情緒あふれる風景が楽しめます。

新町とおり

主な訪問先

八幡堀
  • 新町通り(旧伴家・旧西川家見学)
  • 八幡堀~かわらミュージアム(見学)
  • 和船・水郷めぐり

お問い合せ

歴史街道推進協議会 担当:森田・稲永
〒530-0005
大阪市北区中之島2-2-2 大阪中之島ビル7階
TEL : 06-6223-7744 FAX : 06-6223-7234

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