御蓋山の麓に鎮座する春日大社。768年、藤原氏の氏神様として各地から神様をお招きし、武甕槌命（タケミカヅチノミコト）、経津主命（フツヌシノミコト）、天児屋根命（アメノコヤネノミコト）、比売神（ヒメガミ）の４柱を祀っています。奈良と春日大社の神様のつながりは深く、町中を自由に歩き回る鹿は、春日大社創建時に武甕槌命が茨城県の鹿島神宮より白鹿に乗ってやってきたことに由来します。また神社の東側にある御蓋山を含めた春日山原始林は古代より神域とされ、今は世界遺産にも認定されています。
　奈良時代から続く信仰と、それを包む奈良の自然、そして人々。奈良の町だからこそ、春日大社だからこそ感じられる歴史の重みがそこにはあります。
　3月、寒い奈良の冬を越えた春の春日大社、今回は御本殿特別参拝として中門前での参拝および回廊の釣燈籠なども拝観いたします。ぜひ一緒にお参りに行きませんか？