京田辺は、南山城の中心に位置して大和とも近く、中世や古代以前の遺跡が多数あります。同志社大学京田辺キャンパスでは、それらの遺跡を発掘調査されて保存されています。弥生時代の高地性集落、横穴式石室をもつ群集墳、奈良時代の須恵器窯跡、室町時代の居館跡などです。また、キャンパス内には資料館があって、大学による発掘調査出土品などがが見学できます。
　今回は、大学内の遺跡と資料館をどちらも見学する企画です。ふるってご参加ください。

【講師】
若林 邦彦氏（同志社大学歴史資料館　教授）
1967年、大阪府生まれ。専攻は日本考古学で、土器や集落の動態を通じて弥生時代～古墳時代の研究をおこなっている。著書に『高地性集落論と倭国乱』（新泉社）『弥生地域社会構造論』(同成社)、『気候変動から読みなおす日本史 第３巻 先史・古代の気候と社会変化』(共著、臨川書店)などがある。