歴史街道倶楽部 イベント
夢とロマンあふれる戦国の華 「世界文化遺産・姫路城」を訪ねて
世界文化遺産に指定された、秀吉、千姫ゆかりの別名「白鷺城」の名称で親しまれている「国宝姫路城」訪れます。
姫路市では、今年1年間にわたって、姫路と秀吉をテーマに“NHK大河ドラマ「秀吉」と姫路展”などさまざまなイベントを展開しています。
募集内容
実施日 | 1996年5月11日(土) |
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集合場所 | 好古園 |
主催 | 歴史街道倶楽部事務局 |
後援 | 兵庫県・姫路市 |
行程
好古園(受付後園内散策)10:30・・・姫路市立美術館 見学10:50~12:10・・・姫路市民会館にて昼食(千姫弁当)12:30・・・同会館中ホール《13:20~歴史講演会》・・・姫路城内見学(約1時間半:ガイド案内つき)14:50~・・・解散16:20頃
※JR姫路駅まで 徒歩約15分
レポート
実施日:1996年5月11日(土)
参加人数:165名
訪問地の姫路市といえば、昨年の阪神・淡路大震災で東からの交通手段が奪われ、大幅に観光客が減少しました。しかし、今年の4月1日から「中核市」の指定を受けたことやNHK大河ドラマ「秀吉」が放送されたことなど明るい話題が揃い、今年は一年間を通じ『はばたけ姫路秀吉天下一まつり』と題したイベントリレーを開催し、さらなる発展をめざしています。
ウォークの当日は、参加者の皆さんとともに、姫路城西御屋敷跡庭園「好古園」から城を眺めながら大名気分を味わったり、南勢隠門と北勢隠門の間のもみじのみずみずしい若葉を鑑賞したりしました。さらに、シロトピア記念公園からの大天守、歴史博物館のガラス壁面に写る天守及び城見台、大手前通り(正面)など各方面から、白鷺城と呼ばれる美しい城の眺めを楽しむことができました。姫路市立美術館特別展示展「茶の湯の名椀」を鑑賞した後、千姫やぐら弁当に舌つづみをうちました。
午後からは姫路市観光振興課松本課長のご挨拶の後、歴史講演会「秀吉天下取りの拠点」(講師:歴史街道推進協議会事務局顧問真木嘉裕)が開催されました。秀吉の出世物語と天下取りをユーモラスなおねねの話(秀吉の浮気を主君信長に訴え、さとされる)を交え、扇子で調子をとる名調子で、つい時間が過ぎるのも忘れてしまうほど、盛り上がりをみせました。
講演後は、ボランティアガイドの解説つきで日本を代表する最も完成された城郭の建築群を見学し、ガイドさんの熱弁に対し多くの皆さんから「良かった」と評価をいただきました。
お城見学後、「NHK大河ドラマ『秀吉』と姫路展」や「千姫ぼたん園」に行かれた方々もおられ「今まで姫路といえば、城だけしか知らなかったが、周囲にも書写山円教寺、文学館など良いところが沢山あることを知った。また、姫路を訪れたい」というお話もあり、参加者の皆さんは大変ご満足の様子でした。