日本国内だけでなく海外でも幅広い人気の「忍者」。その忍者の実像とはどのようなものだったのでしょうか。

今回の歴史のまちウォークでは、伊賀忍者のふるさと「伊賀上野」にて、忍者の実態に迫ります。ご案内いただくのは、国内の忍者研究の第一人者で、これまで忍者に関する著書を多数執筆されており、「歴史の旅人」vol.107夏号の「クローズアップ人」でご紹介させていただいた、三重大学人文学部教授 山田雄司氏です。

当日は忍者の実像や伊賀忍者の働きについて、その忍者の歴史と背景を紐解くショートセミナーや、200年前の家屋を用いた忍者屋敷がある伊賀流忍者博物館を巡り、改めて忍者について学んでいただけるプログラムをご用意しています。また、外国人にも絶大な人気を誇る伊賀忍者特殊軍団「阿修羅」の忍者ショーもご覧いただきます。

その後は、同じく「歴史の旅人」vol.107夏号の表紙になった伊賀上野城の「高石垣」や、忍者市駅南側に広がる旧城下町を巡ります。南北の通りで区画整理されている旧城下町の中には、忍びに携わっていた人たちの居住区が現在も“忍町”という地名で残っています。
秋の訪れを感じるこの季節、映画やアニメのイメージと異なる忍者の実像に出会いに伊賀上野まで少し出かけてみるのはいかがでしょうか。