歴史街道倶楽部 イベント
募集内容
実施日 | 2006年6月3日(土) |
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行程
阪神西宮駅・・・傀儡師故跡・・・西宮神社・・・本町通り~御輿屋伝承地~宮水庭園・・・日本盛酒蔵通り煉瓦館(昼食・利き酒)・・・宮水発祥の地・・・白鹿酒造博物館(酒蔵館見学・酒造り唄観賞)
レポート
実施日:2006年6月3日(土)
参加人数:116名
さて、今回最初の見学地は、阪神西宮駅からほど近い「傀儡師(人形操り)」の発祥地跡から、福の神えびす様の総本社である、西宮神社へ。正月の開門神事「福男選び」で有名な表大門(赤門)、ならびに、阪神淡路大震災で倒壊後、復元された、日本三大塀の一つである土塀が見所。本殿横で宮司さんからお話を聞く。暑気増すなかの立ちづくしは、しんどかったです。
旧国道から御輿屋伝承地を通り、灘五郷の一つ、宮水井戸が集積しているエリアに入り、「日本盛酒蔵通り煉瓦館」に至り、レストランで昼食をいただく。
午後の部は、酒の命である良質の水、すなわち西宮の水「宮水」発祥の地にて、井戸から湧出する、純度の高い硬水を、今回のため特別試飲させていただいたが、四辺の環境の変化により、今後、水脈の影響がなきことを願う気持ちで一杯になりました。
浜エリア方面へ南下して、今日のラスト見学先の「白鹿」ゾーンにたどりつく。ここも大震災で倒壊寸前になりながら残った、明治二年築の酒蔵館が三年がかりで復興され、往時の活況を偲ばせてくれる。隣接の記念館で、お酒に関する文書や美術工芸品余多の展示や、日本古来の山桜や里桜などの保護育成に尽くした、日本一の桜コレクション「笹部資料室」が併設されていたが、時間の都合で割愛は残念。締めは白鹿酒造り唄保存会の方々により、灘の伝統唄を今に伝える酒造り唄のうち「秋洗い唄」と「もとすり唄」が披露され、充実裡に自由解散となった。
歴史街道倶楽部会員誌「歴史の旅人」より転載