歴史街道倶楽部 イベント
募集内容
実施日 | 2004年9月16日(木) |
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レポート
実施日:2004年9月16日(木)
二十六番、一乗寺の開基も花山院や清水寺と同じ法道仙人であるが、このインドから渡来した高僧は「仙人」であるから、雲に乗って自在に飛びまわり、山々にお寺を建立されたものと見える。この寺は国宝や文化財の多い見応えのある寺ではあったが、工事中で立ち入り制限されていたのが少し心残りであった。二十七番、円教寺は札所のなかでは一番西に位置し、「西の比叡山」といわれるだけあって、山全体が寺域であるうえ、広壮な建造物が多く、重厚な感じがした。
私はこれまでこのシリーズなどで、いくつかの寺にお参りしているが、建造物や参道などの風景は記憶に残っていても、肝心の観音さんのお姿が目に浮かんでこない。観音さんが薄暗い場所におられることもあるが、私自身がその寺を「見ていても観ていない」からだと思っている。もっとも反省はしつつも、観音さんのほうも「姿を覚えるまで何回来てもよいのだよ」といっておられるのではないか、などと都合よく考えてもいる。