幕末の英傑である坂本龍馬と西郷隆盛の関わり合いや興味深いエピソード、京都における両者の活躍などを分かりやすく解説します。　
　また「明治維新１５０年」や大河ドラマなどが契機になり、近年、龍馬や西郷の通説が再検証されています。
　龍馬に関しては、「小説などで作られた龍馬伝説」を見直し、薩摩藩や長州藩などの史料から見た研究が活発になっています。西郷も薩摩藩の史料以外から、その功績を再検証しようという動きが活発になり、以前とは違う姿が見えてきました。
　そして館内では企画展「龍馬と西郷」や常設展の史料解説（ギャラリートーク）もおこないます。

【ガイド】
幕末維新ミュージアム・霊山歴史館 学芸課長
木村武仁（きむら たけひと）
　1973年、京都市生まれ。國學院大学文学部神道学科卒。専門は幕末・明治維新期における政治史と思想史。
　著書に「幕末のその日、京で何が起こったのか」（淡交社）、「ようわかるぜよ！坂本龍馬」（京都新聞出版センター）、「図解で迫る西郷隆盛」（淡交社）などがあり、新選組の論文も多数執筆している。
　2016年、博物館事業における功績が評価され、京都市長から感謝状を授与された。
　テレビ出演は、「歴史探偵」「英雄たちの選択」「歴史秘話ヒストリア」「知恵泉」「ファミリーヒストリー」（ＮＨＫ）、「林修の歴史ミステリー」（ＴＢＳ）など多数。