歴史街道倶楽部 イベント
歴史ものがたりセミナー 渋沢栄一の生涯と事跡 ~フランスとのかかわりを中心に~
幕末から明治・大正・昭和という激動期を駆け抜け、日本の近代を創造した「渋沢栄一」(1840-1931)の生涯とその事跡を辿ります。
渋沢は、幕臣として奔走する中、1867年にパリ万博に参加する幕府使節の随行を命じられました。フランスの地で初めて“世界”に触れた渋沢は、それを機に開国論者・近代化論者へと変貌することになります。
また、パリで渋沢が着目したのは金融制度、株式制度そして銀行でした。国民から広くお金を集め大規模な営利事業を営み、その利益を国民に還元する。そこに文明国の鍵を見出だしたのです。
帰国してからの宮仕えが終ると、第一国立銀行、東京商法会議所、東京株式取引所を設立し、その後次々と起業しました。そこには、フランスで目撃し、感激した官民対等をわが国でも実現したいとの意図も秘められていたのです。
以上のように、渋沢の実業や経済の面での活躍の素地となったフランスとのかかわりをこのセミナーでは中心に考えてみたいと思います。
講師は、渋沢研究の第一人者である群馬県立女子大学名誉教授の片桐庸夫先生です。
このイベントは、日本・世界の伝統文化芸能をより身近に触れる機会を作るとともに、その発展支援に貢献する一般社団法人伝統文化交流協会との共催となります。
<講師プロフィール>
片桐庸夫氏(群馬県立女子大学名誉教授・渋沢研究会顧問)
歴史にひかれ慶応大学で外交史・ 国際関係学 を専攻 。1990年から2010年まで渋沢研究会代表。引き続き顧問として今日に至る。
著書に『太平洋問題調査会の 研究』(慶應義塾大学出版会 吉田茂賞)、『渋沢栄一の国民外交』(藤原書店)、『公益の追求者・渋沢栄一』(山川 出版社)、『横田喜三郎 1896-1993 現実主義的平和論の軌跡』(藤原書店)他。裏千家茶道を嗜む。
募集内容
実施日 | 2021年10月31日(日)10:30~12:00 |
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集合場所 | 公益財団法人 国際文化会館 2階 講堂(東京都港区六本木5-11-16) |
受付・集合 | 10:00 |
募集人数 | 50名(先着順) |
参加費用 | 歴史街道倶楽部会員 2,500円 / 一般 3,000円(税込) |
共催 | 歴史街道推進協議会、一般社団法人伝統文化交流協会 |
申込方法
下記受付フォームまたは、メール、FAX、ハガキに会員番号・氏名・ 電話番号・参加人数を記載の上、各イベント係までお申し込みください。なお、満席の場合を除き、申込受付の返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。
開催の2週間前を目途に当日のご案内、振込用紙を郵送いたします。
住所: 〒530-0005 大阪市北区中之島2-2-2 大阪中之島ビル7階
FAX: 06-6223-7234
メール: club-info@rekishikaido.gr.jp
申込締切日
2021年10月21日 (木)
受付は終了いたしました