スタッフレポート
旅行ガイド向けセミナー 2024 「日本の伝統的木造建築、匠の技と大阪・関西万博 関西の“Hidden Gem” 滋賀の魅力」
12月13日、TKP東京駅カンファレンスセンターとZOOM配信のハイブリッドで旅行ガイド向けセミナーを開催しました。
最初に歴史街道からお薦めコース10選を初回。次に、今年の4月から開催される大阪・関西万博のシンボル「大屋根リング」でも取り上げられる日本の伝統的木造建築について竹中大工道具館の赤尾理事からお話を伺いました。
赤尾氏は、大工道具の視点から、日本の伝統的な木造建築についてその変遷をわかりやすく語られました。もともと大工は伐採から製材、建築までを一貫して担っていたことで木の性質(その木が植わっていた環境)からどこの材料として使うのか、それこそ「適材適所」で利用していたこと、そのためその時代に造られた木造建築は何百年と長くもっていること、時代が移り、分業になったことで大工の木材に対する工夫が薄れていったことなど、とても興味深い内容でした。
第二部では、大阪・京都からちょっと足をのばせばまだまだ知られていない新たな発見がある滋賀の魅力をまず、一般社団法人比叡山・びわ湖DMOの片岡さんが「知られざる比叡山・坂本周辺の魅力」として伝教大師・最澄によってひらかれ、日本仏教の母山として仰がれる比叡山延暦寺。その門前町として、里坊の町として栄えた坂本など、歴史と文化あふれるエリアの魅力をご紹介されました。
続いて、株式会社インプリージョンプロデューサーの森さんが、「知られざる湖西の魅力」として、東に琵琶湖、西に比良山系の囲まれた自然豊かで、まさに隠れ家のような湖西エリアの魅力を実際のお店などとあせて紹介されました。
最後に、大阪・関西万博の最新情報を公益社団法人2025年日本国際博覧会協会の川村さんからご紹介いただきました。
参加者の方々からは色々なご質問をいただき、盛況のうちに終了しました。
当日の模様を撮影した映像は参加者の方々に見逃し配信として繰り返し視聴いただいています。