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留学生と日本人学生との交流プログラム(10/20) 日本文化体感プログラムを活用した文化交流プログラムin近江八幡
公益財団法人中島記念国際交流財団助成事業として、10月20日、滋賀県近江八幡市で、『日本文化体感プログラムを活用した留学生との文化交流事業IN近江八幡』を実施しました。 プログラムでは、日本の歴史文化とその特徴を講義で学び、本物の歴史文化に触れる体験を提供するだけでなく、日本の学生たちと日本らしい風景と近江商人に代表される文化をもつ近江八幡を散策し、同様の体験をすることでお互いの文化的価値の違いを知り、相互理解を深めました。 留学生は15名(中国、インドネシア、タイ、マレーシア、スロべニア、インドネシア、ブラジル、中国(香港)、アルゼンチン、ルーマニア)、日本人学生は5名、計20名が参加しました。 まずは、10月15日(火)~18日(金)の期間にオンデマンドで「日本文化の特徴について」(日本語版・英語版)を視聴してもらいました。
10月20日(日)、留学生・日本人大学生は、新大阪駅に集合。そこからバスで近江八幡へと向かいました。
近江八幡に到着。まずは、全員顔を見ながら、 名前、出身地(国)、ワンコメントで自己紹介。
近江八幡の西の湖周辺は文化的景観に選ばれたところ。地域に根付いた風景を水郷めぐりの船から鑑賞しました。
当日は、風が強かったため、揺れる船に驚きながらも、楽しんでいただきました。
水郷めぐりを終えて、ワークショップの会場となるかわらミュージアムへ。 昼食はお弁当。自然とグループができ、お弁当を食べながら、それぞれ話に盛り上がっていました。 午後は、2班にわかれて近江八幡の新町界隈をガイドの案内で散策しました。 ワークショップで話合うため、各自、自分が気に入った場所、友達に紹介したい場所など3枚ずつチェキ(インスタントカメラ)で撮影します。 今回見学した場所は、伝統的建造物群保存地区に指定されている新町通り周辺。左義長祭を紹介する文化伝承館。近江商人の暮らしがわかる西川家、日牟礼八幡宮そしてかわらミュージアムです。
見学が終わったら、4班に分かれて、見学した場所の中から、気になったところ、自分の家族や 友達に紹介したいところなど、各自3枚ずつ撮った写真を使ってワークショップです。 まず、なぜこの写真を撮ったのか、場所の説明と印象などをそれぞれが他のメンバーに紹介します。 次に、写真のグループ分けをし、それぞれのグループに名前をつけていきます。 グループ分けが終わったら、次にグループ毎で3枚の写真を選びます。 発表では、グループ分けについて説明し、最後に、選んだ3枚の写真について、発表しました。
「日本人でも知らないことを学ぶことができてとても良い経験ができた.」「近江八幡という場所の選定が個人的に嬉しかった。体験内容の面白さと新しい人との出会いが共に刺激的だった。」「たくさんの留学生と話すことができ、ワークショップの内容だけでなく、国についてなど色々なことを話すことができた」などの意見をいただきました。 アンケートには、良かった点、気になった点、それぞれ率直な意見を書いていただきました。「次回も参加したい!」といううれしい意見もいただきました。参加者の方の意見を参考に、よりよいプログラムにしていきたいと思います。