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日本文化体感プログラム2021.11.4 近鉄グループホールディングス新入社員研修で日本文化体感プログラムを提供
日本のこころを学び、世界を舞台に活躍できる人材を育成する「日本文化体感プログラム」。 11月4日、近鉄グループホールディングス株式会社の新入社員を対象に、日本文化体感プログラムを提供しました。 今回のプログラムは、世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」にスポットをあて、藤井寺市を訪問しました。 講義「日本らしさを世界に」では、「歴史文化を学ぶ意味」にはじまり、日本文化の特徴である「日本化(学んで、自らのものに高めていく)」を時代毎の例をあげて解説、「日本らしさ」「最先端技術に生きる日本の伝統(匠)」など、様々なキーワードで解説しました。 次に、午後からの現地見学に先立ち、藤井寺市文化財課の山田幸弘氏から「古市古墳群」について説明していただきました。
講義の後は、5班に分かれて現地見学をおこないます。 まずは、新入社員から「氏名/出身地/藤井寺市・古市古墳群のイメージ/当日、藤井寺市・古市古墳群でまなびたいこと」など事前に用意した紙を使って自己紹介。ガイドさんとのコミュニケーションの導入をおこないました。 今回ガイドをしていただいたのは、藤井寺市観光ガイドの会の皆さま。唐櫃山古墳、東高野街道、道明寺天満宮、道明寺、三ツ塚古墳、応神天皇陵古墳、大鳥塚古墳、古室山古墳、仲姫命陵古墳等を見学しました。
ワークショップのテーマは、藤井寺市観光課の方から出していただきました。 「観光客が来ていない」「目立つ観光スポットというのがない」「若者受けする観光コースの設定」「ここだけでしかできないという体験がない」などの課題をもつなかから、「沿線の20代~30代特に女性が楽しめるコース設定」がテーマです。 2部構成で、まずは、「課題」を抽出。その課題をもとに、どうすれば20代から30代の女性が楽しめる企画を考えます。 藤井寺市の職員の方も参加し、多彩な意見が出されました。 講評で、山田氏は、「今回の提案は、『工夫をすれば出来ること』が多く良かった。参考にして考えていきたい」と評価していただきました。 今回のプログラムが、「世界遺産登録」を目指す地域の魅力と、古墳という歴史的価値のある文化財をどう伝えていくのか。考えるきっかけになればと思います。