スタッフレポート
中山道ウォーク(4/7 4/17) 中山道・宿場めぐり道中合羽の鳥居本宿&高宮宿から多賀大社へ
「琵琶湖さざなみ街道・中山道」では、地域と協働で事業を実施しています。 4月7日(水)、17日(土)、歴史街道倶楽部のイベントとして「中山道・宿場めぐり道中合羽の鳥居本宿&高宮宿から多賀大社へ」を実施しました。 このイベントは、近江の中山道の宿場町をめぐるウォークイベントで、第一回目が草津宿と守山宿、第二回目が武佐宿と愛知川宿を実施し、今回は鳥居本宿を訪問しました。 彦根駅に集合し、そこからは、近江中山道連絡会のメンバーで「鳥居本宿お宝発見隊」のご案内で出発。朝鮮人街道や佐和山城址などの説明を聞きながら鳥居本宿を目指します。 彦根城下と中山道をつなぐ彦根道を歩き、朝鮮人街道出会からは中山道鳥居本宿です。合羽の看板があがる民家など往時の面影を残す街道を歩き、途中、無料休憩所「さんあか」で小休憩。ここにでは協議会が作成した近江の中山道のパネル展示を見学しました。 本陣跡近くにお住まいの同じく「鳥居本お宝発見隊」の方から、鳥居本宿についての解説を聞き、赤玉神教丸有川家へ。お店の方からお茶の接待をいただき、明治天皇が北国巡幸の際の小休憩所として供された建物を見学させていただきました。 鳥居本宿から次の訪問地に近江鉄道を使って移動します。鳥居本駅は赤瓦にマンサードと呼ばれる腰折れ屋根の洋館建築で、国の登録有形文化財に指定され、近畿の駅百選にも選定されています。
鳥居本駅の解説をしていただいた後、ガイドの方とはここでお別れ、多賀大社へと向かいます。 多賀大社前駅に到着、昼食は元禄時代から続く料理旅館「かぎ楼」でいただきます。 元禄2年(1689年)の創業以来三百年をこえる純和風の木造3階建ての建物は、登録有形文化財に指定されています。 かぎ楼の前で多賀のガイドの方と合流。ここからは多賀大社を見学しました。多賀大社は延命長寿・縁結びの神として古くから全国的な信仰を集め、また、豊臣秀吉が厚く信仰した神社です。大きな鳥居をくぐり、太閤橋と呼ばれる石の反り橋を渡って門をくぐると、堂々とした本殿が建っていました。 摂社や末社、神輿庫や鐘楼などを見学、真如寺や桜町延命地蔵尊をめぐって多賀大社前駅までご案内いただきました。 17日はあいにくの雨でしたが、ガイドの方の説明を参加者の皆さま熱心に聞かれていました。