スタッフレポート
琵琶湖疏水(大津~山科)を歩きました。 桜満開
4月1日(木)、あこがれの琵琶湖疏水を歩きました。 琵琶湖疏水は、明治維新で東京に都が遷り活気を失っていた京都の復興を目指して明治18年(1885)に着工され、5年後の明治23年(1890)に完成しました。疏水の水は、水車動力、舟運、灌漑、防火などに使われ、さらに日本初の事業用水力発電に用いられました。生み出された電力によって、工業が発達し、日本初の電気鉄道が走るなど、京都はにぎやかさを取り戻していきました。琵琶湖の豊かな水を引いたことが、京都に発展をもたらしたのです。多くの恵みを京都にもたらした琵琶湖疏水は、今も水道や発電などの水として、市民の生活を支える源となっています。
北国橋から見える水門を見ながら疏水を歩いていきます。
水門の先にあるのが鹿関橋です。
疏水に沿ってまっすぐ進むと三叉路へぶつかるので、左側へ曲がり三井寺観音堂と表示されている方へ進みます。途中、長等神社楼門前の横を通り右手に新光寺を見ながら歩くといよいよきつい上りになり、小関越まで続きます。視界が少し開けると上りはここまで。小関地蔵さんに手を合わせここから下り坂。途中に琵琶湖疏水第1竪坑が見え少し下り、バイパス下を通ると民家が見え、寂光寺に到着。桜が満開。
少し行くとコンビニがあり、フェンスに沿って左側へ進むと向こう側が疏水になっており、ここに第1トンネルの出口があります。ここから桜並木が諸羽トンネル東口にかけて続き、安朱橋の手前では、地元の方の学生さんが一緒になって手入れされた菜の花がとてもきれいでした。
安朱橋から右に5分ほど上ると毘沙門堂があり、ここも桜が満開。拝観後山科駅までおりて今回のウオークを終了しました。 桜を満喫できた一日でした。次回は、蹴上まで歩いて報告したいです。