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歴史街道推進協議会 後援事業 令和元年度 三峰山霧氷まつり

豊かな自然の中を伊勢本街道が通り、江戸時代にはお伊勢参りに向かう宿場町として賑わっていた奈良県御杖村では、令和2年1月11日(土)から3月1日(日)までの土・日・祝日に、室生赤目青山国定公園に指定されている標高1,235mの日本日本三百名山の一つ三峰山の麓で霧氷まつりが開催されています。関西では珍しい霧氷を見ることが出来、自然が生み出す氷の華「霧氷」の幻想的な光景が大変人気である三峰山に登ってきました。

2月8日(土)8:15に榛原駅を奈良交通の観光バス霧氷号に乗って出発。今年は、暖冬傾向で雪が少ないと聞いていましたが、登山口のみつえ青少年旅行村に着いても雪はなし。霧氷が見られるのか不安を抱きながら9:30出発。通称「大タイ」の谷筋から登尾ルートに入り、尾根沿いに頂上を目指しました。あいにく天気はどんより曇り空で、俱留尊山や大洞山の眺望は見られません。 いつもなら、山小屋までの途中でアイゼンを着けるのですが、今回は着けないまま11:15山小屋に到着。ここでお昼にして、11:45山頂を目指します。

山小屋を過ぎた辺りから少しずつ霧氷が現れだしました。相変わらず雪は積もっていませんが、少しずつアイスバーンになっている箇所が出てきたのでここでアイゼンを装着しました。12:05三畝峠を過ぎたあたりからは、霧氷のトンネルが見られます。エビの尻尾ほどの霧氷ではありませんが、それでも小振りな霧氷がトンネルを作っていました。

12:15室生赤目青山国定公園に指定されている、大和、伊勢にまたがる標高1235mの三峰山山頂に到着。休日ということもあって、続々と登ってこられます。記念撮影をした後八丁平に向かいました。八丁平は、山頂より少し下ったところにあるなだらかな平原状の鞍部で、少し雪原の別世界を感じられました。

再び、三畝峠から山小屋に戻り不動滝を回り14:20無事下山しました。みつえ青少年旅行村に下山すると、霧氷の時期に合わせ、「三峰山霧氷まつり」が開催されていました。登山客に向けて登頂記念スタンプカードの発行や記念バッチの贈呈のほか、観光協会による地元物産販売などが行われていました。「三峰山霧氷まつり」は、~3月1日(日)の土曜・日曜・祝日に催されていて、2月11日(火・祝)には、もちつき大会、餅のふるまいが、最終日3月1日(日)には、クリーンキャンペーン、抽選会、コーヒーのふるまいがあるそうです。 今回、こんな雪のない三峰山は初めてでしたが、登山道は大変歩きやすく整備されています。何より、小振りながらも綺麗な霧氷が見れたこと、地元の方の暖かい振る舞いに触れて大変満足した山行でした。