スタッフレポート
子ども夢基金助成事業『国際交流を体感しよう!「日本文化体感プログラム」』 『国際交流を体感しよう!「日本文化体感プログラム」』を実施
国際社会での活躍が期待される若い世代が、お互いの国の文化を知り、その違いを理解し、尊重することで、スムーズに意志の疎通を図る能力を養う機会を持つことを目的にプログラムを企画、2019年度の子ども夢基金助成事業として採択されました。 本ブログラムでは、地元の高校生と日本の大学で学ぶ留学生が一緒に、日本文化を体感し、お互いの思いを共有するもので、日本独特の文化が醸成された平安時代(13世紀)の貴重な文化財が残る宇治を訪ね、日本文化について一緒に考えました。 8月14日、高校生8名と留学生21名の参加でプログラムを実施しました。 京阪淀屋橋駅に集合、電車に乗って宇治へと向かいます。京阪宇治駅から講義をする宇治市観光協会の事務所がある案内所へ。途中美しい景観をつくる宇治川を渡る宇治橋にある「三の間」や宇治川河畔にたたずむ「紫式部像」の前で全国通訳案内士として、日本を訪問する海外からの観光客の案内をされている方のガイドさんから説明をうけます。
講義「日本文化をどう伝えますか?」では、自国の文化をどう伝えるか。まず日本文化の特徴をわかりやすくいくつかのキーワードで説明し理解を深めていただきました。
講義のあとは、ガイドの案内で、日本独特の文化が醸成された平安時代の貴重な文化財が残る宇治をめぐります。まずは市営茶室「対鳳庵」で茶道体験。日本人も茶室での体験ははじめて。足のしびれも気になりますが、美味しい和菓子は好評です。
昼食のあとは、世界遺産平等院へ。10円玉にデザインされていることや、1万円札に描かれた鳳凰が鳳凰堂のシンボルだということなど、身近なものに関係していることに感動。美しい宇治川の景観を楽しみ、宇治上神社では、かわいらしいうさぎのおみくじに興味津々。ガイドさんから正式な参拝の方法を教えてもらいました。急に降ってきた雨にぬれながらも、日本文化、日本人の精神(こころ)を体感できたようです。
最後に、高校生と留学生が一緒に、ワークショップ「インスタグラムで宇治の楽しさを伝えよう!」にトライ。 臨地で学び、感じたことをもとに、撮影した写真を使って、宇治で感じた日本文化を紹介する「インスタグラム」に何をのせるのか、写真に添えるコメントやハッシュタグなどについて話あいました。