スタッフレポート
大阪府立中央図書館共催講演会&展示「百舌鳥・古市古墳群から古墳の意味を探る&関西の古墳を巡ろう!」 講演会Ⅰ 「古市古墳群を学ぼう!~峯ヶ塚古墳の成果を中心に~」
大阪府立中央図書館と歴史街道推進協議会の共済事業 「百舌鳥・古市古墳群から古墳の意味を探る&関西の古墳を巡ろう!」をテーマとしたパネル展示が7月2日(火)から7月28日(日)まで大阪府立中央図書館で開催されています。 7月14日(日)は、「古市古墳群を学ぼう!~峯ヶ塚古墳の成果を中心に~」をテーマに、羽曳野市教育委員会文化財保護課参事の吉澤則男さんの講演がありました。当日は、雨天にもかかわらず、世界遺産として登録された話題性もあって、80名弱の方が受講されました。
講演では、まず古墳とは何かについて基礎知識を教わった後、世界文化遺産に登録された古市古墳群の特徴と性格についてお話いただきました。 また、世界遺産に認定されるまでの取組みと苦労話では当時の苦労がひしひしと感じました。特に、世界遺産としての百舌鳥・古市古墳群の価値について、古市古墳群内で唯一、主体部が発掘調査された峯ヶ塚古墳の発掘調査に参加した吉澤さんに、峯ヶ塚古墳の調査成果を交えながら熱く語ってもらいました。この内部調査によって世界遺産としての多くの価値を証明するたくさんの成果が得られたようです。 最後は、世界文化遺産に認定後の課題として、古墳を通じた街作りと地域共存、子どもたちへ世界遺産として認められたその価値を正しく理解して引き継いで行くことを挙げられました。