スタッフレポート
名張(おきつも) 第2回ボランティアガイドと歩こう 旧町の町家(登録有形文化財)をめぐる
5月26日(日)名張観光ガイドおきつもによる「旧町の町家(登録有形文化財)をめぐる」が開催されました。 今回は近鉄大阪線名張駅西口にある名張観光協会前が集合で、約60名の方々がご参加されました。 9時30分過ぎ開会行事が始まり、おきつも会長の谷村さまのご挨拶~担当ガイドの紹介~注意事項の説明、集合写真の撮影が行われ3つの班に分かれて出発です。 当日の天候は晴ですが、ここ2~3日真夏並みの暑さが続いてます。ガイドさんからも水分補給と体調管理について無理が無いよう注意を呼び掛けていました。
名張駅から西方面にある旧町を歩きます。 登録有形文化財(建造物)の登録基準は、「建設後50年を経過している」もので、かつ「国土の歴史的景観に寄与している」「造形の規範となっている」「再現することが容易でない」の三つの条件のうち、いずれかに当てはまるものとされています。 今回は名張旧町の登録有形文化財を巡りました。 【行程】名張観光協会前→貝増邸→保田邸→岡村邸→大和屋→木屋正酒造→山中邸→梅田邸 約4km
岡村邸では屋内の見学をさせていただき、お住みになられている奥様から歴代からの家主等、昔のお話をしていただきました。 続いては和菓子店の大和屋を見学させていただき、商品である栗羊羹に纏わるお話をしていただきました。 ガイドさんの案内によると、ここの羊羹は名張を代表する銘菓で、手土産等で重宝されているとの事です。
木屋正酒造ではご主人から酒蔵の歴史や作られているお酒で、現在作られている「而今(じこん)」の魅力等を詳しくお話をしていただきました。 残念ながらここでは而今を販売してなく、全国の提携されている酒屋で扱っているそうですが、なかなか手に入らない銘酒だそうです。 旧細川邸は「やなせ宿」として屋内をリニューアルし、現地の観光交流を目的とした施設として開放されています。 館長から建造物の特徴や歴史のお話をしていただきました。 ここで少し休憩を行い施設の見学を行いました。
初瀬街道にある「一の鳥居」に出ました。 ここから少し歩き、登録有形文化財である建造物を巡って行きます。 その内の小川邸でも屋内の見学をさせていただきました。立派な梁を用いた建造物に感心しました。 また内庭にあたる場所では昔醤油作りを行っていたそうで、当時の設備等についても説明をしていただきました。 最後に訪れたのは梅田邸です。 ガイドさんの計らいでお住みになられている奥様から、梅田邸の歴史をお話していただきました。 予定通り12時過ぎに解散となりました。道中少し暑さを感じましたが屋内見学も多く名張旧町の魅力を十分堪能出来たウォークとなりました。 次回「秋葉山からの眺望と弥勒寺のあじさい」は6月23日(日)に開催されます。 開催に関するお問合せは名張市観光協会(℡0595-63-9087)で行われています。 名張おきつも「ボランティアガイドと歩こう」はまだまだ続きます。 名張の魅力に触れるウォークに参加してみませんか!