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読者の投稿 平成31年4月21日(日) 五私鉄リレーウォーク(南海編) 紀淡海峡の風景 みさき公園から加太へ

五私鉄リレーウォークは、南海・京阪・近鉄・阪急・阪神のその年のお勧めコースを、1年間で歩いて名所・旧跡・絶景を堪能するウォークイベントです。 今年で20年目を迎える、古くからのイベントです。 今回のコースは、南海本線みさき公園駅前を出発して、紀淡海峡を望む道を加太まで歩く、約15kmのウォークです。 朝から薄曇りで、予想気温も24度ということもあり、参加者はちょっと少なめの2,461名だったそうです。 スタート予定時間の30分前の9時に受付場所に着きましたが、すでに受付待ちの列が出来ていました。 9時25分になって、あまりにもたくさんの人が並ばれましたので、受付・スタートが始まりました。 旧国道26号を歩き、途中から海沿いに出て深日港へ着きます。 南海多奈川線に沿って府道を歩き多奈川線の終点の多奈川駅に着き、ちょっと給水休憩です。

さらに府道を歩くのですが、歩道が狭く車の通りも多いのでちょっと不安でした。 途中で山手の上り坂へ入り、興善寺に行きます。 興善寺は、852年に第55代文徳天皇の勅願により、慈覚大師が創建したと伝承される由緒あるお寺だそうです。 興善寺を出て中ノ峠の頂上の手前には、天乃宮神社がありました。 天乃宮神社の祭神は、天然元津大神・春夏秋冬大神・天自然大神の三柱の神で、家内安全、病気平癒、商売繁盛などのご利益があるそうです。 中ノ峠を越えて海沿いに出たところからは、「とっとパーク小島」が見えました。 とっとパークは、関西国際空港の2期工事に使う土砂を運び出すために造られた桟橋を、岬町が譲り受け、海釣り公園として整備した施設です。

とっとパークを過ぎて少し行ったところの海側に、「紀伊國」と刻まれた石碑があり、ここからは和歌山県になります。 その先の名も分からない古びた神社の境内で、昼食タイムを取りました。 緩い上り坂を上がって大川トンネルに入ります。 このトンネルは全長1,005mあり、通り抜けるのに約15分かかりました。 トンネルを出て坂を下ったところには「休暇村 紀州加太」があり、トイレ休憩を取りました。 休暇村を出てしばらく歩きますと右手に紀淡海峡が見え、まもなく加太漁港が見えました。 午後2時、ほどなくゴールの「加太おさかな創庫」に着きました。

私より先にゴールされた方々がたくさん並んで、スタンプカードとお楽しみ抽選会で当選された方はその景品を受け取っておられました。 私はいつも通り、何も当たりませんでした。 ゴール地点のすぐ目の前には、加太淡島神社がありましたので、ちょっと寄ってみました。 この神社にはたくさんの人形が奉納され、供養されるのを待っています。 この日もウォークの参加者の姿はほとんどなく、外国からの観光客と思われる人々が見られました。 淡島神社の前の宮司さんは2年前に病気で亡くなられ、現在はその奥さんが宮司を務められ、その息子さん(中学1年)がお手伝いをされているそうです。 ここを出て約1.3kmで第2のゴールの南海加太線加太駅に着きます。

加太駅は支線の終着駅で電車の本数が少なく、駅前には長蛇の列が出来ていました。 でも本当のゴールは自宅なので、気を抜かないように帰路につきました。 次回の五私鉄リレーウォークの開催日は2019年5月19日(日)で、山陽電鉄西二見駅から同西新町駅まで歩く、約14kmのウォークです。 「次回もぜひ!!」とのお声をいただき、余韻に浸りながら劇場をあとにしました。 次回は、「夏休み文楽特別公演 通し狂言仮名手本忠臣蔵」5段目「山崎街道出合いの段」から7段目「祇園一力茶屋の段」を8月4日(日)に開催予定です。